肥後流投網

 まずは肥後流投網の投げ方をご覧ください!!

 

投網の流派と肥後流投網の歴史

 投網の打ち方(投げ方)には、細川流(関東)、土佐流(四国)、薩摩流(鹿児島)などがあり、流派で網の取り方、打ち方が異なりますが、肥後流投網は細川流と非常によく似ています。この理由としては、江戸時代末期に、細川藩(熊本)の藩士達が江戸に行った際に肥後流投網を伝授し、それが細川流として現在まで受け継がれていたともいわれています。つまり、肥後流投網は細川流投網の源流であるといえます。

投網のとり方

 肥後流投網では、網を5等分に分けます。左肩(1)と右手の指の間に4つ。これできれいに分けておかないと網が広がりません。また、分ける過程で網をきれいにほぐして整えておくことも重要です。
 詳しくは写真をつけて今度紹介します。

肥後流投網の投げ方

 肥後流投網では上記写真のとおり、右前、左前、後ろに持って行き、遠心力で網を投げます。「いちにーのーさん」というタイミングです。肥後流投網の投げ方を「三段振り」ともいいます。この三段振りでは、遠心力を十分に活かすことができるため、大きな網をなげることができます。
 後ろに網を振り上げる際に、体から網を離せるかどうかが重要です。体から網を離せない状態では、網が体に巻き付いて十分な遠心力が得られません。水を入れたバケツで練習すると良いです。



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