交 流 会

このページでは投網保存会等の各種団体と交流を行った際の様子を紹介します。
当会ではこれまでに、高知県土佐流投網連盟と、浦安市細川流投網保存会の方々と交流を行っております。

浦安市細川流投網保存会


  とき:平成24年5月15日(火)
  時間:午前10:30〜
  場所:中無田閘門
  参加者:浦安市細川流投網保存会7名
      加勢川開発研究会17名
      他見学人

  浦安市細川流投網保存会(写真左)と加勢川開発研究会
  (写真右)の対面。

  

  続いて「投網披露会」!!

  まずは加勢川開発研究会員による鹿児島流投網の披露。
  この投げ方で網を打つと、水に浸かって投網をすることができます。


      鹿児島流投網(動画)

  加勢川開発研究会員(若手その1)による肥後流投網


      肥後流投網01(動画)

  加勢川開発研究会員(若手その2)による肥後流投網。

     肥後流投網02(動画)

  加勢川開発研究会員による投網。

  肥後流投網との違いは、投網を肘ではなく肩に掛けるところ。
  また、振り方も若干違います。


      投網(動画)

  加勢川開発研究会員(若手その3)による肥後流投網。


      肥後流投網03(動画)

  浦安市細川流投網保存会の達人による細川流投網。


     細川流投網01(動画)

  浦安市細川流投網保存会会長による細川流投網。


     細川流投網02(動画)

  投網披露会後に、投網の持ち方、取り方等について、情報交換を行いました。
  
  投網の振り方についてはほぼ同じでしたが、手縄の持ち方、網の取り方
  については若干異なっていました。

  投網の構造についての違いはありませんでした。
  しいて言えば、オモリの大きさが肥後流投網に比べて若干小さく、
  その分数多く付いていたこと位です。
   オモリ1個あたりの大きさ(肥後流:約12匁、細川流:8匁)
         ・・・もちろん投網の種類でオモリの大きさは変わります。
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  合せ打の様子。

  細川流投網、肥後流投網、鹿児島流投網の3流派共演。
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  櫓(ろ)を使用しての操船。

  他船との位置・スピード調整など、まだまだ技術習得に努めねばなりません。
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  合せ打の様子。

  右奥が細川流投網、左手前が鹿児島流投網です。
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  合せ打の様子。
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  合せ打の様子。
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  合せ打終了後、昼食会を行いました。
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  途中、熊本シティFMや熊本日日新聞社による取材も行われました。
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  集合写真。

  皆さん良い笑顔です。(小さくてわかりづらいですが・・)

  江戸時代末期に細川藩(熊本)から伝わったとされる細川流投網。
  今回の交流では細川流と肥後流の久しぶりの再会と、互いに
  受け継がれてきた技術を確認することができました。

  このような伝統文化を大切にし、長く伝えていきたいものです。
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  投網を乾かしています。

  本来は網の劣化防止のため陰干しが望ましい。
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  河床にカキ殻があり、それに引っかかったため、投網が破損しました。
  
  そのような障害物があるところに、魚が集中しています。
  網が破けないようなところではあまり魚は獲れません。
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  大物により網が破かれてしまいました。

  今回の合せ打は、約1時間しか行いませんでしたが、投網の修理には
  その20倍以上の時間が掛かりそうです。
  
  投網は打てても、修理することができる人はあまりいません。
  投網の技術はもちろん、このような補修技術についても継承していく
  必要があります。

高知県土佐流投網連盟
高知県分については後日掲載します。

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